■鍼・灸・マッサージとは

鍼・灸・マッサージ(推拿=中国医学整体)は、それぞれ東洋医学の治療法のひとつとして、多くの病態に用いられます。
鍼灸治療は長い歴史をもつ体系化されたもので、東洋医学での3大治療法のひとつです。当院では中国伝統医学の基本である弁証論治(べんしょうろんち=個人の体質、病状を詳細に分析し治療を選択する方法論)に基づいて日本鍼、中国鍼を使い分けています。
当院のマッサージは推拿・按摩(=中国医学整体)を中心に、(西洋医学的)マッサージ、指圧、カイロプラクティック、リハビリ手法、ストレッチ法などを融合した技術です。

症状のある患部に施術するだけでなく、人体は経絡によって繋がっているという考え方から、患部とまったく異なった場所に施術することもあるのが、中国伝統医学の特徴のひとつです。経験的に効果が高いとされている特定のツボがもちいられることも多くあります。経絡を刺激することによって、全身の気と血の流れをよくします。その結果、こり、痛み、全身疲労などを取り除き、内蔵、自律神経や精神のはたらきを調節します。

これらの治療法はこりや痛みが取れるだけでなく、病気の治療、リハビリ(脳卒中の半身不随、言語障害など)、体質改善まで幅広く使われています。また「予防が一番大切」という観点からも、鍼灸マッサージは大変すぐれた治療法です。 定期的に治療を受け、病気の素因を取りき、日々の健康管理に役立てましょう。

■施術の流れ

  1. 初診の場合、カルテにご記入いただき、問診します。部位、症状、症状が始まった時期、通院の有無、既往症、生活習慣など、なるべく詳しくお話しいただくことで、より適切な治療ができます。施術の強さ、施術の種類など、ご希望をお聞きし、治療方針を打ち合わせます。

  2. 必要があれば着替えます。着替えはご用意しています(ご持参いただいても可)。

  3. 痛み、しびれ、こりなどの部位を、さらに細かくチェックします。

  4. ご希望と症状に応じて、施術を選択し、組み合わせます。
  5. 施術後必要に応じ、家庭でのリハビリ運動を指導します。
  6. 終わりましたら、待合室でお茶をどうぞ!


■さまざまな治療方法

中国伝統医学的手法では、 経絡(けいらく)、経穴(けいけつ=ツボ)を治療します。
西洋医学的手法では、筋肉、筋、腱などに施術します。
鍼(はり)

ツボや経脈、筋肉に金属製の細い針を刺す施術です。中国では、今から5000年も前の医学の黎明期に、すでにその芽があったとされ、非常に長い伝統を持っています。原初は、石を使った原始的なものだったのが、次第に道具が発達し、現代までにさまざまな太さの専用の鍼が開発されています。一般的な「針」と区別して「鍼」という字が使われます。中国鍼、日本鍼、極細の美容鍼などの種類があります。症状やご希望などに合わせ、鍼を使い分けます。

一般的には、効果の高さから、治療の鍼のイメージが強いですが、 リラックス目的の鍼もあります。精神や筋肉などの緊張がほぐれ、眠くなる方もいます。

鍼治療は、WHO(世界保健機構)でも認められ、全世界で施術や研究が進められている治療法です。日本では、実技を含めた3年間の専門教育を受け、国家資格試験を取得した治療者のみに施術が認められています。

灸(きゅう)

「もぐさ」 に火をつけ、温熱刺激を与える治療法です。もぐさとは、ヨモギの葉の柔毛を集めて乾燥させたもので、漢方薬としても使われています。ヨモギは、特に温める効果と、血に対する効果があると言われている生薬です。冷えのある方、体質を改善したい方に特に合っています。
当院の灸治療は、日本人の体質に合った、刺激のソフトなものが中心です。皮膚に直接つけるイメージがありますが、触れないお灸、触れてもほんの一瞬で熱さを感じないお灸などもあります。

  1. 棒灸
    皮膚に接触せず、もぐさの放射熱で暖めます。熱くなく、たいへん気持ちのいいお灸です。全体刺激ができます。当院では美容でも応用しております。
  2. 台座灸
    千年灸のような、台座についているもぐさを使います。 操作は便利ですが、ポイント刺激になります。
  3. 点灸
    もぐさを小さくして、直接に皮膚につけてお灸します。火傷する可能性がありますが、効果はわりとよいです。 急に熱くなるので、大半の方は受入れ難いと思います。特別にお灸好きな方以外には使用しません。

灸治療の間、もぐさの良い香りが漂います。深い安らぎを感じる、東洋の香りです。アロマ効果、リラクゼーション、ヒーリングとしてもおすすめです。

吸い玉(カッピング・吸角)
吸い玉(=ガラス製で半球形なもの、或いは竹製で筒状のもの)を利用して、中の空気を加熱して半真空状態にし、皮膚に吸着させ、固定するか移動して、刺激する方法です。
肌や筋肉に刺激を与える点で整体やマッサージと共通し、温熱効果という点で灸に共通しています。日本ではまだそれほどなじみはありませんが、中国伝統医学ではポピュラーな方法の一つです。美容サロンや、海外で経験された方もいるかもしれません。
その中に、以下の二つのやり方があります。
     
  1. 快速移動カッピング

    素肌にオイルを付け、吸い玉で快速移動する方法です。内臓ツボと脊椎神経を有する背骨の両方を刺激します。 空気圧による刺激と温熱で、血行をよくし、筋肉をほぐします。その結果、体の中の於血(おけつ=老廃物や血行不良)を取り除きます。脊髄から神経まで刺激しますので、腰、臀部、下肢の痛み、だるさなどに効果があり、体の歪みを整えます。 非常に気持ちよく、背筋深部までほぐれます。跡は残りません。

    こりがほぐれるだけでなく、 全身ポカポカになります。内臓機能も高めますし、新陳代謝をアップし、免疫、自律神経などの機能をバランスよく調節してくれます。 胃腸障害、呼吸しづらさなどの症状を解消し、内側から健康をサポートします。 むくみを取り、代謝を高めることで、痩身効果が期待できます。内蔵を健やかにすることで、美肌効果があります。女性に人気の施術です。

  2. 吸角(きゅうかく)

    こりや痛みのあるところに、空気を少なくする吸い玉を当てて吸着します。局部の於血(おけつ)をとり、深部までほぐすことができます。痛みや頑固なこりをとるのに効果的です。肩こりのひどい方に特におすすめです。
    よく皮膚に紫暗色の跡が残りますが、2週間ほどで消えます。

富士堂治療院のマッサージ―中国医学整体

当院での「マッサージ」とは、中国伝統医学の推拿(すいな)を基本に院長・許志泉の開発した、按摩(あんま)・指圧・西洋医学マッサージ・カイロプラクティックなどの技術を融合した技術です。病態、お好みなどを合わせて、手法を組み合わせて治療いたします。
体の内部にじっくりと力を注ぎ込むようなやり方が基本です。「気」という概念のある中国伝統医学的にいえば、「心をこめて」施術することが何よりも大事です。人が人を癒すという、医術本来のエッセンスがつまっているのが、東洋医学のもっともすぐれた価値です。

  1. 推拿(すいな)・按摩(あんま)
    伝統中国医学の治療法の1つです。私どもは、中国医学整体とよぶこともあります。推(すい)も拿(な)も「おす」という意味、按(あん)も摩(ま)も「もむ」という意味です。 指、手のひら、こぶし、肘、腕全体などを使います。指先で一点を押す方法、手の甲をローリングさせる方法、肉をつまむように揉む方法、押しながら揺らす方法、体重を乗せて圧をかける方法、たたく方法、さする方法、など、バリエーションは豊富です。症状や患者さんの好みに合わせて組み合わせて使います。
  2. 指圧
    伝統的な日本流のものです。主に親指で背中、腰を押します。
  3. マッサージ
    西洋由来で、筋肉、腱を押したり、揉んだりします。 筋肉疲労、筋肉痛、関節硬縮、リハビリなどによく使われます。
  4. カイロプラクティック
    西洋由来で、関節を調節する治療法です。骨盤や背骨のズレ等を調節する方法です。この治療法に会う人と合わない人がいます。
専門教育と訓練を受けた当院のスタッフが、これらの整体技術を、希望や必要に応じて使い分け組み合わせて用います。

■おすすめの総合美容療法

 当院では、東洋医学の考え方と技術をもちいて、独自の美容療法を開発いたしました。「余分な老廃物を排泄する」「血液や体液の流れをよくする」「体の本来持つ機能を高める」など、 自然で無理ないやり方です。体の内側からの本当の美しさを求める方に、特におすすめします。
総合活血減肥(かっけつげんぴ)療法〜東洋医学的痩身ダイエット法〜
痛くなく、全身ポカポカ、コリも取れる健康的な痩身方法です。ダイエットを中医学的に科学し、細胞活性化によってより健康にし、リバウンドをさせません。メタボリック症候群、肥満症、脂肪つきやすい体質などでお悩みの方を、根本から脂肪のつきにくい体質に・・・!
使用メニュー : 吸い玉+ツボ経絡推拿+耳ツボ+無痛はり
肥満、脂肪のたまる根源の1つが於血(オケツ)です。於血があると、酸素が全身細胞に行き渡らないので、新陳代謝が遅くなり、脂肪がたまりやすくなります。滞っている気血の循環をよくすれば、酸素が全身細胞に行き届くので、新陳代謝が早くなり、痩せていくことができます。
このような方にお勧めです
  • そんなに食べていないのに太る
  • 運動しても体重が減らない
  • 年のせいか、代謝が落ちている気がする
  • 太るし、冷えもひどい
  • 生理痛があって、体重も増えている
  • メタボが心配
  • 中性脂肪が高いし血糖値もまずい
  •  
  • 体重が重いせいで、膝が痛い

≪総合活血減肥療法の流れ≫(1回75分)

  1. カウンセリング:肥満の原因を探ります。体重、腹囲などを測定し、食生活、運動、ストレス、於血などをチェックします。一緒に目標を設定します。
  2. うつぶせ:背中に吸い玉で閃缶(せんかん=快速吸角)、オイルをつけて走缶(走り吸角)いたします。背中のツボ、脊柱起立筋、神経などの刺激で全身の血流を改善し、全身に酸素が行きわたるため、代謝がアップします。気持ちよく全身がポカポカになります。

  3. 仰向け:脂肪をつきやすいお腹、お尻、ももなどに特殊な推拿法でもみほぐし、酸素を十分に脂肪組織に送り、局部脂肪を燃焼させます。

  4. 針治療:重要なツボに針治療をします。場合により低周波を加えます。(痛くないのでご安心下さい)
  5. 耳ツボ:専門器械で敏感なツボを探しだし、ツボに磁気玉をはります。内分泌、代謝や食欲を調節してくれます。
  6. 養生指導:管理栄養士、医学博士により、東洋医学的な食生活、運動をはじめとした指導をし、健康生活のサポートをいたします。

 ⇒ 一石“”鳥の効果!!

  • メタボ徹底解消〜痩せながら脂肪のつきにくい体質になってリバウンドなし。
  • 血行が改善するので、生理痛、冷え性、肩こり、腰痛がなくなります。
  • 食事、運動指導の実施の為、正しい生活になります。
  • 平均、月に3〜5Kg減!!

■よくあるQ&A

鍼治療は痛くないですか?
針は0.2mm程度の髪の毛ぐらいの太さです。一瞬で入るので、痛みを感じないか、一瞬チクッとするだけです。 10分間ぐらい置きますが、最初は少し重く、張っている感じがする場合もありますが、徐々に気持ちがよくなります。
もちろん病状や体質により、ちょうどいい刺激量に調節いたしますので、ご安心ください。
 
鍼治療に副作用はありませんか?
一般的には、鍼治療の副作用はございません。気持ちがよくて眠くなることもあります。
お腹が極端に空いている時、情緒不安定な時、たくさん汗をかいている時に鍼治療を受けると、眩暈、吐き気、だるいなどの反応が出る可能性があります。 よって、このような場合には鍼治療をいたしません。
また、皮下出血する場合もありますが、2・3日で吸収されますので、害はありません。ご安心ください。
針で感染することはありませんか?
  
当院で使われている針はすべて滅菌済、使い捨て針ですから、感染の心配はありません。また、施術前は常に手指の洗浄、消毒、患部の消毒を常に心がけています。
お灸をすると跡が残りませんか?
お灸の方法によって、跡が残るものもありますし、全く残らないものもあります。 たとえば、千年灸のような皮膚ともぐさの間には台紙があるものなら、火傷や痕が残る心配はありません。 一方、直接皮膚に艾を置いて、火をつける直接点灸なら、軽度の場合少し跡が残りますが、2・3ヶ月で徐々にあとが消えてきます。中度の場合には跡が残ります。 強い場合なら火傷、水泡も出る場合もございます。
もちろん、病態によってお灸の強さを調節いたしますが、ご本人の意見を聞きながら、納得していただいた上で施術いたします。ご安心ください。
整体・マッサージは痛くありませんか?
患者さんにリラックスしてもらうのが治療の目的の一つなので、基本的には痛くありません。 強いコリ、筋肉痛など、症状によっては痛みを伴う場合がありますが、その後は、血行がよくなって驚くほど軽くなります。
強くマッサージを希望する方、ソフトなマッサージが好きな方、マッサージの強さに対する感じ方には個人差がありますので、ご希望をお聞きしながら強さを調節して施術します。
どれぐらいのペースで通うのがよいですか?
病態によって通うペースが違いますが、一般的に最初の治療では、週2〜3回くらいが理想的です。 筋肉がほぐれた状態を維持するには、なるべく期間をあけないようにした方がいいでしょう。つらさがなくなってきたら週1回、2週に1回と、少なくしていってもよいでしょう。  
治療後に気をつけることはありますか?
規則正しい生活を心掛け、特に睡眠は十分取り、ストレスを避け、精神安定に努めましょう。また治療期間中の飲酒は控えてください。 治療後2時間以内には入浴・シャワーや、激しい運動を避けたほうがよいでしょう。
妊娠中は治療できますか?
正常な妊娠なら治療できます。最初2ヶ月以内なら、うつぶせの姿勢でも治療もできます。妊娠3ヶ月以上なら、横か、仰向けの姿勢になっていただいて治療いたします。当院では、何人もの治療経験がございます。妊娠中に出やすい腰の痛み、むくみが取れて、無事に出産され、喜んでいただきました。まずはご相談ください。
着替えを持っていたほうがよいですか。
着替えは当院で用意しておりますので、特にご持参いただく必要はございません。もちろん、ご持参いただいてもかまいません。