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こちらで掲載のコラムは、『まぐまぐ!』 より、月二回発行している
【貴方に絶対役立つ東洋医学】のバックナンバーです。
(コラムでは内容により、後日加筆修正することもございます。)

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   月二回発行【貴方に絶対役立つ東洋医学】(ID:0000202590)
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┏  ≪第31号≫
┏┏          「薬膳と養生の旅」ハイライト
┏┏┏            --究極な薬膳、精進料理
┏┏┏┏                発行者:医学博士 許志泉
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

皆さん、こんにちは。許です。

去る2月29日〜3月3日三泊四日の間に、私共12名が上海、蘇州、南京、
揚州を巡って、「薬膳と養生の旅」を楽しく、終えました。
簡単に報告して、今回の旅行の意義を述べたいと思います。

●第一日 2月29日(金)

集合〜出発:

 早朝にもかかわらず、誰一人遅れることなく、12名全員が成田空港に
集合。許先生から写真コンテストを開催するとのニュースを聞き、最優
秀賞賞品のマッサージ券獲得に向けて、一同密かに闘志を燃やした。
上空から雪山の美しい景色を望み、飛行機は順調に飛行しましたが、
成田も上海浦東国際空港も、離着陸便で滑走路が混んでいたため、定刻
をやや遅れて到着しました。

上海〜蘇州へ:

 上海浦東国際空港では揚州走四方旅行社のガイドさんの案内でバスに
乗車。12名の参加者に対して、45名定員の大型バスを用意してくれまし
た。ゆったりと座れて、高速道路も怖くない!
 今回のツアーのガイドさんは、潘春雨さん、周さん。ドライバーは孫
さん。潘さんは日本に留学経験があり、奥様は日本人とのこと。とにか
く、日本語が達者で、カラオケ、小話、ダジャレ、日本の文化に精通し
ていました。また、機転の利いたサービスで、いつも笑いの絶えない楽
しい旅となりました。
 上海は渋滞が続き、予定をだいぶ遅れて、蘇州に到着したのは、午後
5時頃。寒山寺見学は明日にまわして、蘭利園刺繍研究所を見学しまし
た。蘇繍の両面刺繍はとても精巧で色彩も美しく、たいへん見事でした。
 夕食は功徳林の精進料理。動物性食品を一切使わない素食とは? 
日本の精進料理のように、あっさりとした、いわゆる菜食と思いきや、
植物性食品を使って、肉や魚と間違えそうなほどの巧みな調理の工夫、
物足りなさを感じさせないしっかりとした味付けでした。
 夕食の後、第一老観前街を散策。日本に例えると、地方の大きな観光
都市(京都の新京極や大阪の心斎橋のような)に似た、賑やかな町並み
を歩き、漢方薬局やお菓子屋さんなどで買い物を楽しみました。車のク
ラクションはうるさかったです。
 宿泊は蘇州胥城大厦。広いお部屋に薔薇が飾られ、バスローブも付い
て、なんとトイレにも薔薇の花びらが散らしてあり、ゴージャスな気分
でゆったりと旅の疲れを癒せました。

●第二日 3月1日(土)
蘇州中医博物館:

 ホテルで中国ならではのメニューも揃ったバイキングの朝食を済ませ、
蘇州中医博物館を見学。診察の待合室を通り抜けて奥に行くと、中医学
の歴史文献や古い時代に使われた医療器具などの資料が陳列されていま
した。ここでは、許先生が詳しく説明をしてくださいました。さらに奥
の建物は調剤薬局。本場の臨場感に触れられた貴重な体験でした。
寒山寺:
 張継の「楓橋夜泊」の詩でも有名な世界遺産、寒山寺。門前で旅の思
い出に、記念写真を撮りました。普明塔や鐘楼、詩を刻んだ石碑など、
思い思いに写真に収め、和尚さんの有難い書なども拝見しました。

蘇州〜南京へ:
 蘇州を後にする前に、名産品の絹製品を扱うシルクセンターで養蚕の
見学とショッピング。繭玉の糸を絡ませて作った真綿の掛け布団が最大
の目玉商品ということで、その丈夫さや軽さなどを実際に体験。品質の
良さをご自身で納得し、購入された方もいらっしゃいました。

南京夫子廟:

 南京の気温は20℃。春らしいポカポカ陽気の中、ぶらぶらと夫子廟を
散策。お土産屋さん、お茶屋さん、シルクのお店、臭豆腐や焼き鳥、
サンザシ飴の屋台、外資系のファーストフードショップ。土曜日のせい
か、大勢の人で賑わっていました。
 昼食は晩晴楼にて、南京伝統の小皿料理。少しずつですが、次から次
へと、まるで椀子蕎麦のように出てきます。その数16皿とか。思ってい
たよりも油っぽくなくて、野菜も多く、胃にもたれないとメンバーには
好評でした。
 晩晴楼の目の前は秦淮河という川が流れ、船が行き交っています。
水上交通の要所、遠くいにしえからの都、南京はおおらかでのんびりと
した明るい町並みでした。

中山陵・霊谷寺:

 緑に包まれた中山陵では祭堂までの392段の階段を登りました。上から
見ると全く階段が見えなくなるという巧みな建築法に驚かされました。
中山陵から霊谷寺へはキュートなシャトルバスに乗って移動。巧みな
アーチの天井をした無梁殿の中に展示されたリアルな蝋人形が、近代中国
の激動の時代の様子を今に伝えていました。

南京〜揚州へ:

薬膳料理:
 揚州に着いたのは午後8時を回った時刻。南京ではだいぶ歩いたので、
そろそろ旅の疲れも出る頃ですが、今夜は、揚州大学の施先生による薬膳
の晩餐会です。
 初めに、施先生による薬膳のお話、その後は目にも鮮やかで美味しい
薬膳の数々に舌鼓を打ちました。生薬を使っているのに、薬臭さを感じない
素晴しいお料理でした。施先生はとても穏やかで優しそうなお人柄でした。
揚州大学で作られたヨーグルトドリンクがあったのもユニークでしたね。
 すっかり夜も更け、二日目の夜は揚州西園大酒店で休みました。

●第三日目 3月2日(日)

 三日目は早起きをして、揚州の『富春茶社』で「早上皮包水」を体感。
朝食とは思えない、豪華で美味しい飲茶をいただきました。富春茶社は、
揚州名産品の三把刀を売る小さな店々が軒を連ね、朝から地元の人々で
活気あふれる、狭い路地の奥にありました。日本ではまだ情報のない、
知る人ぞ知る老舗の名店でした。
痩西湖〜大明寺:
 水の都、揚州の痩西湖は川を湖に仕立てた風光明媚な観光スポット。
可愛いお姉さんの漕ぐ小船に乗って、乾隆帝になった気分で遊覧しまし
た。揚州の歌が韻を踏んでいて耳に優しかったです。
 痩西湖の程近く、日本でも馴染み深い、鑑真和尚が住職を務めていた
大明寺。そして昼食はこの大明寺が直営している精進料理のレストラン。
昨晩お世話になった施先生のお口添えもあり、広くて立派な個室での
食事となりました。今までどの食事も美味しかったのですが、見た目に
もここまで豪華な精進料理はおそらく皆さん初めてではないでしょうか。
大満足の食事を終え、上海へと向かいました。

揚州〜上海へ:

 再び長江を渡り、バスは上海へ。移動途中、休憩に立ち寄ったドライ
ブインで、初日に買いそびれた蘇州名産品のお買い物。お菓子などをお
土産に買いました。良いお天気に恵まれ、アイスクリームを食べていた
方もいました。おいしそうでした。
 上海では、上海料理の夕食後、テレビタワー東方明珠で夜景観覧の予
定でしたが、2月の大雪の影響で節電しているため、予定を変え、上海
雑技団見学と上海散策の二手に分かれ、それぞれ楽しみました。9時半頃、
両グループとも上海華美達大酒店に到着。最近出来たばかりの新しい
ホテルで、最後の夜を過ごしました。

●第四日目 3月3日(月)

上海観光:
 ホテルでの朝食の後、少し肌寒いけれど清々しい朝風を受けながら、
上海観光へと出発しました。まずは、昨晩行かれなかったテレビタワー
東方明珠へと向かいました。テレビタワーは上海ではとても人気の高い
観光スポットということで、展望台行きのエレベーターが非常に混雑
するそうですが、日曜日の夜景見学を逃したお陰で全く待たず、とても
スムーズに展望台に登れました。上海は超高層ビルが立ち並び、360度
ビルでいっぱいの大都会。今も変化し続けていて、上海万博が開催され
る頃には、また新しい上海が見られそうです。
 その後は、外灘まで徒歩で散策。黄浦江の向こう岸には、映画などで
よく見かける、往年の上海の面影を残すヨーロッパ風の建物がエキゾ
チックな雰囲気を醸し出していました。
 広東料理の昼食の後、豫園を散策。中国庭園や建築物の巧みな意匠を
堪能しました。ガイドさんの説明のお陰で、随所での意味がわかったの
も良かったですね。折り良く見頃の梅の花が、庭園を美しく彩っていま
した。僅かな時間でしたが、自由時間では曲がりくねった狭い路地に、
明・清代さながらの建物で軒を連ねるお店を覘いたり、買い物をして楽
しみました。

帰国の途へ:
 見所が満載だった旅も、いよいよ帰国の時となりました。上海浦東国
際空港ではつつがなく出国審査を済ませ、帰りの飛行機は偏西風に乗って、
あっという間に日本に到着しました。
 今回の旅は、参加したメンバーの方々がとても協力的で親切だったこと、
旅行社のガイドさんが素晴しかったこと、そしてお天気にも恵まれ、最後
まで楽しく、無事に旅を終えることが出来ました。


それでは、また。


   
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