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こちらで掲載のコラムは、『まぐまぐ!』 より、月二回発行している
【貴方に絶対役立つ東洋医学】のバックナンバーです。
(コラムでは内容により、後日加筆修正することもございます。)

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    隔週刊【貴方に絶対役立つ東洋医学】(ID:0000202590)
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┏  ≪第4号≫
┏┏   東洋医学の基本的な考え方-3
┏┏┏    --バランス回復--「平」という養生治療観 
┏┏┏┏                発行者:医学博士 許志泉
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★ 
 東洋医学から見れば、人間の内部の五臓六腑、気血水、陰陽、上下、
表裏など、身、心と魂の関係、人間と自然と社会との関係などはいつも
お互いに連動して、バランスを維持しなければなりません。

 このバランスが崩れる結果、不健康や病気になるはずです。バランスを
回復させること(平)は東洋医学の養生や治療の根本理念になります。

 例として、気の上下運動のバランスを見てみましょう。

 胃気の下降、脾気(消化吸収の活動)の上行が正常の状態です。胃気が
逆に上行すると、脾気が逆に下に行く(下陥)と、下痢、脱肛、子宮脱、
頭がボートする、ふらふらなどの症状が出てきます。

 心と腎の関係もそうですね。腎水(腎の陰)が上へ、心を滋養し、心火
が下へ腎陽を助けるというのがいいバランスになりますが、この関係がう
まくいかないと、イライラ、不眠、のぼせなどの症状が出ます。腎陽が心
火の助けを得なくなったら、特に下半身の冷え症、浮腫み、重だるさが出
てきます。

 体、心(神経)、魂(精神)などの関係もそうです。不眠、イライラ、
不安、便秘などの自律神経失調症の症状を訴える方がいます。よく聞くと、
大体、神経を使いすぎて、体を動かさない方が多いですね。また、精神力
が強いが、体が弱くて、悩んでいる方も少なくはありません。

 良いバランスが維持しないとよい免疫力にもなりません。たとえば、膠
原病、アレルギー性疾患では、「火」が多すぎることが分かってきました。
それでも、個人、病気の段階にもよりますが、「強い火」と「じわじわし
た火」との種類があります。当然、清熱治療法といっても、使い分けしな
いといけません。癌、慢性疲労症候群やAIDSなどなら、免疫の低下する状
態になりますが、場合によって「火」、「陽虚」、「陰虚」、「痰湿」、
「オ血」などの原因があげられます。

 だから、東洋医学は「平」を目標にして治療します。
 体のゆがみをなおして、体の力学的なよいバランスを回復させることに
よって、体のこり、痛み、浮腫み、痺れなどが治療できる。

 良いバランスに回復させて、偏った体質が強くなります。痰湿(脂肪に
相当することがある)がたまりやすい体質が脂肪のつきにくい体質になれ
ます。

 じわじわした「火」を取除けば、アレルギー性疾患、アトピー、湿疹、
皮膚荒れ、膠原病の長期コントロールなどにも役に立ちます。

 腎陰、心火の関係をうまく調節すれば、更年期障害に対する有効な治療
法になります。

 気血水の良いバランスを取り戻せば、女性の性周期に伴うトラブル(生
理痛、生理不順、月経前緊張症(イライラ、不眠、頭痛、乳房の張り)な
どが解決できます。

 良い家庭、良い男女関係、良い社会環境、良い心理や魂(精神)などの
バランスが貴方の健康の源にもなります。

 私としては、東洋医学としては、貴方のアンバランスを見つけて、
良いバランスを回復させることで、元気な体質作り、アンチエイジング、
病気予防、苦痛解消、病気治療になると考えています。

 次回は、『どうやって、診断する?--「望、聞、問、切」』を予定して
います。

 それでは、また次回お会いしましょう。

   
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