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こちらで掲載のコラムは、許志泉が『まぐまぐ!』 より、月二回発行している 【貴方に絶対役立つ東洋医学】 (ID:0000202590) のバックナンバーからの抜粋です。役立つ講座や中国旅行などのご案内もございます。東洋医学にご興味がある方はぜひご登録ください。( 場合によって一部加筆修正しています。)

≪目次≫

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   月二回発行【貴方に絶対役立つ東洋医学】(ID:0000202590)
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┏  ≪第33号≫
┏┏          うつ病に対する東洋医学の見方
┏┏┏           ----脾虚、気滞、痰阻
┏┏┏┏                発行者:医学博士 許志泉
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 こんにちは。

 5月になりました。「5月病」という言葉をよく耳にしますね。

今回、うつ病の話をいたします。

「どうも、無気力」「なかなか疲れが取れない」「何も面白くない」
「朝早く目が覚める」「死んだ方が楽」「喉のつまり感」「食欲が出ない」
「仕事に行きたくない」「朝しんどい」…などなどの症状が出たら

 うつ病かも。

 日本では年間3万人以上自殺(大半うつ病)、20人に一人うつ病
といわれています。

 うつ病は東洋医学からはどう見ているか? どう治療するか?

 まずうつ病になりやすい人は神経質、責任感が強すぎる、こだわりが強
い傾向があります。

 そこに突然、あるいは慢性的なストレスがかかると、なかなか
解消、脱出できなくて、考え込んで、つまり「過思(思いすぎている)」
状態になるのです。

 東洋医学では「思は脾を傷つける」という言葉がまさにこの事を形容し
ていると思います。
 脾というのは消化、代謝、免疫機能などを含みます。

 脾が弱くなると、上手く消化、代謝できずに、「痰」が生じます。

 痰が生じると、気のめぐりが悪くなる。

 気の滞ることで、より脾の機能を弱らせます。悪循環の連鎖に陥ります。

だから、うつ病の治療はポイントは以下のようになります。
 1.脾を元気にする補脾法
 2.痰を取り除く化痰法
 3.滞る気を巡らせる行気法

 具体的な漢方薬を挙げれば、
 補脾:オウギ、ニンジン、ブクリョウ、ビャクジュツ、チンピ、サンヤクなど
 化痰:ハンゲ、バイモ、オンジ、ブクリョウ、ビャクジュツ、チンピなど
 行気:サイコ、コウボク、チンピ、キジツ、ソヨウ、コウブシなど

 よく使う漢方は以下の種類を含みます。
 六君子湯、半夏厚朴湯、小柴胡湯、香蘇散、柴朴湯、加味帰脾湯、加味逍遥散、
柴胡桂枝乾姜湯。

 具体的な使い方はまた個人の体質、症状、自律神経失調などの状況を加減して
治療します。必要な場合には西洋薬の治療が必要だが、軽い場合あるいは西洋薬
が使えない場合には漢方治療がかなり効果的ですので、お薦めです。
 
 当然、漢方相談のときに、物事に対する考え方、日頃の注意点を指導する事
も大切です。

 ストレスの現代社会には、普段からストレスのたまらないようにしましょう。
 ココで助言いたします。


 1.人生80%主義にしましょう。
   何でも100%達成しないと気がすまない方は要注意。
 2.適当な運動しましょう。
 3.同僚、家族、友達とよくおしゃべりしましょう。
 4.マッサージ、鍼灸などのリラックスタイムを作りましょう。
 5.春にはねぎ、生姜、韮などの温性のものをよくとりましょう。
   消化促進、気のめぐりを良くすることが出来るからです。
 6.症状があればお早めに相談や治療を受けましょう。

 皆さんの健勝と幸せをお祈りします。
 また、今度お会いましょう。